派遣監督で手取り19万、休みは月4日だった俺が、年収を下げずに大手ゼネコンへ入り直した話

キャリア・転職

「派遣監督7年目、手取り19万円でした。」

「残業は月90時間。休みは月4日。現場は県外。ボーナスは0円。」

はっきり書きます。

あなたがここから抜け出せないのは、能力がないからじゃない。持っている情報が少ないだけです。


あなたが本当に欲しいのは、「転職」という言葉ですか?

違うはずです。

本当に欲しいのは、月末に通帳を見てため息をつかない毎日です。

銀行の窓口で「審査が通りました」と言われる瞬間です。

子供を抱きしめたときに、「この子の学費は大丈夫だろうか」という考えが頭をよぎらない夜です。

派遣の寮。ユニットバスの天井には水滴がついている。

コンビニの塩おにぎりと缶ビール。机の上には明日の作業着。

そこにスマホが光って、派遣元の営業から「来月も同じ現場でお願いします」の通知が来る。

あなたは、この景色を何年見ていますか。

「あ、これ俺のことだ」と思ったなら、この記事はあなたのために書いています。


この記事を読み終えたあなたは、こうなっています

  • 自分の市場価値を、年収という数字で言えるようになっている
  • 年収を下げずに、転勤なし・残業なしの求人を見る場所を知っている
  • 今夜30秒でできる最初の一手を、もう終えている

発信者の現在地を、数字で全部出します

35歳。スーパーゼネコン正社員。年収1,200万円。

18時に帰宅して、休日はサーフィンとトライアスロン。

妻と子供2人。地元にアパート1棟。毎月15万円を積立投資に回しています。

持っている資格は、第二種電気工事士、第一種電気工事士、1級土木施工管理技士、電験三種、技術士(建設部門)です。

ここまで、13年かかりました。

19歳、食品工場のライン作業。手取り14万円。寮の飯と缶ビールで1か月が終わる。

22歳、北海道の防波堤現場で電工。手取り19万円。冬の海風で手が動かなくなる。

そこから派遣監督を経て、1級土木施工管理技士、電験三種、技術士を取って、中堅ゼネコン、そして35歳で今の場所にいます。

俺は、特別な人間じゃありません。ただ、正しい場所に情報を取りに行っただけです。


派遣監督は、「安く使われる」ように設計されている

派遣監督は、現場では「管理者」と呼ばれます。でも、雇用は派遣元です。

だから何が起きるか。

元請けの社員と同じ図面を引き、同じ工程を回し、同じ責任を負う。なのに、給与は派遣元の規定で決まる。ボーナスはゼロ。現場が終われば、次の現場を待つだけ。

あなたが悪いんじゃない。契約の形が、そうなっている。

手取り19万円は、あなたの実力の値段じゃない。雇用形態の値段です。

俺も、29歳のときに同じ場所に立っていました。

この構造に気づいた瞬間から、動き方が変わりました。

転職先を探すんじゃない。「自分の市場価値を、雇用形態の外で測り直す」んです。

俺がその最初の一歩で使ったのが、建設業界に特化した転職エージェントでした。総合型のエージェントに登録しても、建設のことは専門外の担当者に当たって、話が噛み合わなかった。


年収を下げて移る必要はない。理由は「求人の出どころ」です

ここで、あなたは反論を思うはずです。

「派遣監督からゼネコンに移ったら、年収は下がるでしょ」

俺もそう思っていました。実際、求人サイトに載っている派遣監督向けの求人は、給与が低いものばかりです。だから「移ると損をする」と感じる。

でも、求人サイトに載っている求人は、求人のごく一部です。

あなたが今見ているのは、一番条件の悪い棚の中身です。良い求人は、最初からその棚には並びません。

だから、動き方を変える必要があります。


「えっ、そうなの!?」派遣監督の9割が知らない業界の裏側

派遣監督の9割が知らない事実を書きます。

建設業界の好条件求人の7割は、求人サイトに出ません。非公開です。

元請けのゼネコンは、条件の良い採用を人材紹介会社に預けます。理由は単純で、応募が殺到して選考が回らなくなるからです。だから一般公開しない。

つまり、非公開求人を持っている人材紹介会社に登録しない限り、あなたは一生その求人を見られません。どれだけ現場で頑張っても、です。

ここまで読んで、「求人サイトで探すのが間違いだったのか」と思ったなら、あなたはもう半分動いています。

非公開求人を取る経路は、俺の経験では3つです。

1つ目は、建設特化のエージェント。施工管理経験者向けの非公開求人が一番集まる場所です。

2つ目は、情報の武装。同じ資格でも、業界の相場を知っている人と知らない人では、面接での金額交渉が別物になります。俺は無料の記事と有料の教材を読み込んで、交渉の言葉を持つところから始めました。 ▶ [無料note「施工管理の年収相場」を読む]

3つ目は、資格で内定率そのものを上げる道。あなたが1級土木施工管理技士や電験三種を持っているなら、それは最強の材料です。取るなら、順番と教材を間違えないこと。

迷うなら、全部見てください。登録も購読も無料、あるいは数千円です。ここで数千円を惜しんで、3年後も手取り19万円でいたら、それこそ損です。


現場で本当に効いたのは、「資格×経歴」の掛け算だった

資格を取れば年収が上がる、というのは半分です。

俺の実感では、単体の資格は評価されません。効くのは掛け算です。

「派遣監督の現場経験」×「1級土木施工管理技士」。これは強い。元請けが欲しがるのは、現場が分かって、資格で看板を書ける人間です。

俺は1級土木施工管理技士を取ったあと、中堅ゼネコンに移りました。そこでさらに電験三種を重ねた。電気の分かる施工管理は、そう多くありません。

さらに技術士(建設部門)まで取って、スーパーゼネコンの正社員になりました。年収1,200万円です。

資格は「持っている」だけでは価値になりません。「経歴と重ねた」ときに、初めて金額に変わります。


俺が実際にやらかした失敗を、全部書きます

俺は順調だった人間じゃありません。

電験三種は、最初の年に落ちています。独学で始めて、参考書を3冊も買って失敗しました。1冊をやり切らずに、別の本に手を出す。これが一番ダメな学び方だと、落ちたあとに知りました。

複線図でもつまずきました。最初はさっぱり分からなかった。

そして一番恥ずかしかったのが、中学数学に戻ったことです。30代目前で、因数分解からやり直しました。最初は「こんなところから」と情けなかった。

でも、そこで戻ったから、あとの計算問題が全部解けるようになった。

遠回りに見える道が、一番の近道でした。これは今でも、若い現場の子に伝えています。


転職活動で、俺は一度詰みました

29歳、派遣監督。転職活動を始めて、書類は出した。でも、面接が通らない。

理由は単純で、俺が「派遣監督」としてしか自分を説明できていなかったからです。

「何ができるか」ではなく、「今どこで働いているか」だけを喋っていた。当然、書類で落ちます。

転職前夜、俺は寮でスマホを握って、応募フォームを閉じて、また開いてを繰り返していました。

そこで建設特化のエージェントに相談して、経歴の書き方を全部直しました。資格と現場経験を「掛け算」で見せる形にしたら、書類が通るようになった。

エージェントは、あなたの経歴をあなたより上手に説明できる。これが使う一番の理由です。


現場と職人と、家族の生の声

俺の周りの人間は、こんな言葉を残しています。

面接の控室で、人事担当者が上司にボソッと言った言葉です。

「この人、電験持ってるんですよ」

その一言で、空気が変わりました。資格は、あなたの代わりに喋ってくれるんです。

現場の職人さんは、こう言っていました。

「クソが、おかしいだろ。俺らだけ現場に残してさ」

悔しさを抱えたまま、何年も現場に立っている人がいます。

俺の妻も、当時はこう言っていました。

「あなた、また日曜も仕事なの」

今は、日曜は家族で海に行っています。

そして、俺が中学数学に戻るのを迷っていたとき、母が言った一言。

「あんた、手に職があるんだから」

この言葉に、俺は背中を押されました。


よくある質問

Q1. 結論、派遣監督でもスーパーゼネコンに入れますか?

結論、入れます。条件次第です。

俺は派遣監督から中堅ゼネコンを経て、35歳でスーパーゼネコンに入りました。

ただし、何も持たずに飛び込むのは無謀です。資格か、元請け経験か、どちらかを用意してください。

1級土木施工管理技士や電験三種があるなら、現実的な射程です。

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Q2. 結論、資格がなくても、今登録していいですか?

結論、今月登録していいです。

非公開求人を見るだけなら、資格は不要です。あなたが今持っている現場経験が、そのまま材料になります。

資格は後から足せます。動く順番は、情報を見てから資格、で問題ありません。

まず登録して、自分の市場価値を数字で確認してください。それだけで判断が変わります。

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Q3. 結論、年収は下げずに移れますか?

結論、下げずに移れます。

ただし、求人サイトの公開求人だけで探すと、下がります。良い条件は非公開求人側にあります。

エージェントに「年収を下げずに、転勤なしで探してほしい」と最初に伝えてください。これが交渉の出発点になります。

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Q4. 結論、30代前半でも間に合いますか?

結論、十分間に合います。

俺が大きく動いたのは29歳から35歳です。30代前半は、現場経験と資格を掛け算にできる一番おいしい時期です。

20代の勢いはありません。でも、技術と資格の重みは違います。

ゼネコンが欲しいのは、若さではなく、現場を回せる人間です。

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Q5. 結論、非公開求人はいつ見られますか?

結論、登録したその日から見られます。

登録して面談を設定すれば、数日以内に求人を紹介してもらえます。俺のときは、3日以内に複数の紹介が来ました。

ただし、枠は埋まれば消えます。求人は常に同じものがあるわけではありません。

「いつでも動ける」と考えた瞬間に、あなたは動かなくなります。

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Q6. 結論、最初の一手は何ですか?

結論、今夜30秒の登録です。

難しい準備は要りません。名前と連絡先を入れるだけです。

そこで初めて、あなたは自分の市場価値を数字で見られます。

動いてから考えてください。考えてから動こうとすると、また1年経ちます。


過去の俺へ

29歳の俺へ。

寮のユニットバスで、俺は何度も「俺には無理だ」と思っていた。

書類が落ちるたびに、自分の経歴を恥じていた。

でもな、恥じる必要はなかった。お前は努力してなかったんじゃない。情報を取りに行っていなかっただけだ。

電験三種に1回落ちた夜も、参考書を3冊も買って失敗した日も、中学数学に戻った恥ずかしさも、全部いまの年収1,200万円につながっている。

遠回りした分だけ、お前は強くなっている。


これを読んでいる、あなたへ

あなたは、今この記事を読んでいる。

派遣の寮で読んでいるかもしれません。県外の現場の定時後に、スマホで読んでいるかもしれません。

痛いほど、分かります。

でも、ひとつだけ聞いてください。

あと何年、この景色を見ますか。

やるか、やらないか。

動くか、動かないか。

登録するか、しないか。

それだけです。

俺ができたんだから、あなたにできない理由はありません。


今夜やることを、3つだけ書きます

  1. 建設特化エージェントに登録して、自分の市場価値を数字で確認する
  2. 非公開求人を3件見て、今の自分との差を把握する
  3. 足りない資格を1つだけ決めて、教材を1冊だけ選ぶ

👇【今夜のアクション】

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次回予告

次回は「派遣監督が最初に見るべき非公開求人の探し方」をお伝えします。登録した直後に何を見れば、年収を下げずに移れるのかを、具体的な手順で書きます。


【執筆者プロフィール】 電工ライリー。19歳・食品工場(手取り14万円)→22歳・北海道防波堤現場の電工(手取り19万円)→派遣監督→1級土木施工管理技士→電験三種→中堅ゼネコン→技術士(建設部門)→35歳・スーパーゼネコン正社員(年収1,200万円)。保有資格は第二種・第一種電気工事士、1級土木施工管理技士、電験三種、技術士(建設部門)。

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